新人理学療法士・作業療法士は最初の3ヵ月で9割決まる話|なにをすればいいか解説

臨床上での悩み

国家試験を合格し、無事病院や施設等に就職された皆様おめでとうございます。

研修が終わり、実際の臨床場面に見学として参加するとなり、実習を思い出してすごく不安になったり、事前準備をしたいけど何をしていいか分からないとなっていませんか?

はい、これは自分の体験談です。当時、不安で夜が眠れなかったのを思い出します。

自分と同じ心境を抱えている理学療法士・作業療法士の肩の荷を少しでも和らげられればと思い本投稿を作らせていただきました。

※この分野の勉強をするべきだ、ここを予習しておくべきだ等の知識面に関しては触れません。

※自分は回復期勤務の理学療法士であるため、他病期では違いがあるかもしれません。これは個人の経験・見解に基づいています。

結論:分からなくて当然!新人にしかできない立ち回りをしよう!

これです。

どういうこと?結局なにをしたらいいの?となりますね。

簡潔になにをするべきかというと、”新人理学療法士・作業療法士は先輩を頼りに頼り尽くす”だけです。

  1. 見学中に気になったことは全部その日の内に聞きに行く
  2. 積極的に介助を体験させてもらい、出来ないことはその日の内に練習に付き合ってもらう
  3. 見学で気になった症例のカルテを熟読する

この3点が新人の入職3ヵ月までにするべきことになります。

新人理学療法士・作業療法士の3ヵ月は「先輩を使い倒した人」が勝ちます。

逆に遠慮してしまう人は、1年後に確実に差がつきます。

新人理学療法士・作業療法士が最初の3ヵ月でやるべきこと➀:見学中に気になったことは全部その日の内に聞きに行く

あたりまえのことですが、このあたりまえが出来ていないことを多く感じています。

この内容は実習で見たし聞かなくても大丈夫、この疾患や評価・介入内容は帰ってから自分で調べてみよう等思っていませんか?

もったいないです。

”見学中に気になったことは全部その日の内に聞きに行く”には大きなメリットがあります。

  • それは結果的に”教えてもらえる人”になる

嫌な言い方になりますが、新人指導は業務外認定になることが多いです。

指導者はいつも通りのスケジュールをこなしながら、追加業務として新人指導をおこないます。

意欲がないなと感じると、指導者も無意識に”業務が増えて残業をしてまで教えても意味がないな”と”教えられにくい人”になってしまいます。

よく”自分の仮説を持って質問に行きましょう”と目にしますが、

正直ハードル高いですよね。

もちろん仮説をもって質問をするほうが、指導者からの心象は良いですし

自身の考える力を鍛えることにもつながります。

ただそれが重荷になり質問にいけないくらいなら、

「どういった疾患なんですか」「なにの評価ですか」「この介入方法はどういう目的になるんですか」

くらい大雑把な質問でも大丈夫です。

自分は「1日3つは必ず質問する」と決めていました。

質問内容は忘れないように見学中に気になる点をメモ、介入間や終業後にすぐ聞くをルーティン化してました。

どんどん質問して”教えたくなる人”になりましょう。

新人理学療法士・作業療法士が最初の3ヵ月でやるべきこと➁:積極的に介助を体験させてもらい、出来ないことはその日の内に練習に付き合ってもらう

自分的にはこれが一番大切だと感じています。

理学療法士・作業療法士をする上では絶対に起居・移乗の介助方法、他には脳卒中患者で行う機会が多いKAFO介助歩行などスキルが必要になることが多くあります。

先述の疾患に対する知識や評価方法、介入方法は教科書や文献にて予習や知識の向上は可能ですが、介助のスキルはなかなか独学では難しい分野となります。

介助は知識ではなく、身体で覚える技術です。見ているだけでは一生できるようにはなりません。

実際に、3年目・4年目の理学療法士でも重介助の移乗に自信がない、KAFO歩行ができない人を多くみてきました。

では、3年目以降に介助方法を教えてもらおうとしても、実際の入院患者相手に見てもらいながら練習することは出来ないことが多いですし、臨床外で時間を取って練習できる機会もすくなくなります。

つまり、最初の1年が一番技術を付けやすい期間となります。

プリセプターによっては見学が中心となる場合もあるため、介助方法について質問し、実際に体験させていただけないかどんどんお願いしていくべきです。

KAFO介助歩行などは、プリセプターがみっちり付いてくれる期間が終了した後でも、先輩PTがKAFO歩行を行う介入の時間を意図的に開けて置いて練習をさせてもらったり等工夫していくことが大切です。

新人理学療法士・作業療法士が最初の3ヵ月でやるべきこと③:見学で気になった症例のカルテを熟読する

早ければ5~6月ごろには担当患者さんを持たせていただく場面もあるでしょう。

自分もそれくらいでした。初めて持たせていただいた症例はTHAだったのを覚えています。

ボトムアップ方式で全面的に評価し、問題点を抽出し、介入内容を考えていく過程で

この筋肉を鍛えていきたい、この動作方法を指導していきたいと漠然に考えれても

”目的が分かってもそれに対してどう介入していいかわからない”と確実になります。

実際になりましたし、すごく悩みました。

帰ってからも症例の評価や介入内容について教科書や論文を調べまくる日々でした。

この調べまくる日々もすごく大切な過程だったと今は思いますが、すごくしんどかったです。

この悩みをプリセプターに相談したところ、

”見学で気になった症例のカルテを熟読する”ことを教えていただきました。

例えば、担当との類似症例のカルテを熟読すれば似たような問題点に対しての介入方法や考え方が書いているかもしれませんし、その問題点をクリアした先はどのように進めるかのヒントがあるかもしれません。

カルテの見るべきところは沢山ありますが、まずはこの3つだけ意識すれば十分です。

  • 入院日の評価結果、翌日以降の介入内容
  • 退院の方向性と獲得しなければいけない動作について
  • 直近の評価(多くは直近のカンファレンス前にあることが多い)と介入内容

この3つがつながると「なぜこの介入をしているか」が見えてきます。

カルテで得た情報をもとに見学を行い、カルテを書いた先輩に質問して教えていただける。

このサイクルは1年目の前半にしかできない、一番勉強できる方法です。

理学療法士・作業療法士として生きる上での勉強のゴールデンタイムを逃さないようにしましょう。

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まとめ

今回、”新人理学療法士・作業療法士が最初の3ヵ月でするべきこと”を自分の経験からまとめさせていただきました。

1年目は周りに守られていて安心できる環境且つ、一番勉強がしやすい環境です。

本気でこの3ヵ月に向き合った人は、1年後に確実に差がつきます。

この3ヵ月は、少しだけ無理をしてても頑張る価値があります。

せっかく苦労して取った国家資格ですので、追い込まれてしんどくなるより

皆様がリハビリテーションを楽しいと感じ、やりがいをもって患者様に接していければと思います。

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